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【高校受験にも活かせる】国語の学習方法

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今回のブログは、国語の学習方法について、お話いたします。

 

保護者の方から多い質問に、、、、

 

 

「うちの子、小学校までは国語で苦労していなかったのですが、

 中学に入って苦手になってしまって、、、」

 

 

という質問です。

 

「小学校の時は国語は「できる」がついていたのに、

 まさか中学になって、国語の点数が悪いとは…」

 

と、ショックを受けて質問されます。

 

しかし、これは決してめずらしい事ではありません。

 

小学校時代の国語の学習に、大きな盲点があり、その事を知らないと、このような状況になります。

 

まず、その盲点から説明し、その後に学習方法をお伝えしますので、ご参考にされてください。

 

国語指導で有名な福嶋隆史先生。国語の専門塾も運営されている方です

先生の書かれた「ふくしま式「本当の国語力」」には、どうしたら国語力が身につくかが、具体的に書かれてます。

 

 

 

中学生になって、国語ができなくなる盲点

 

漢字学習が多い

漢字はとても大切で、高校受験・大学受験でも必ず出題されるます。

多くの漢字や熟語を覚えることは、とても大切な事です。

 

他の教科の教科書を読む上でも、漢字はとても大切です。

 

しかし、国語のテストや入試の配点を考えてみて下さい。

 

神奈川県の2016年度、国語の入試問題の配点です。

漢字は16%程度です。

他の都道府県も、そう大きく変わりません。

 

得点率が高いのは「読解問題」「論述問題」「古文」という、読解力を問われる問題です。

 

しかし小学校では、「漢字テスト」が行われ、解答・採点などを含めると、授業時間の多くを支配しております。

 

「漢字テスト」=「記憶テスト」なので、読解力を鍛える訓練にはなりません。

 

「小学校の時は国語ができたのに・・・」の1つの要因は、漢字学習の多さです。

 

読解力の身につけ方も「ふくしま式「本当の国語力」」に、具体的に書かれてます。

 

 

主観を鍛える授業が多い

 

国語の授業で多くの時間を割くものに、「感想文」があります。

運動会・遠足・課外授業・修学旅行など、何かイベントがあれば、必ず「感想文」がセットになっています。

感想文の作成で授業を1コマ行い、良かった感想文の発表で、授業1コマ使用することもあります。

 

感想文(作文)は、とても大切です。自分の考えを、文章で人に伝えることはとても大切な力です。

 

大学入試でも小論文が増えてきており、昨今では高校入試でも作文などを採用している所もあります。

 

それでは何が問題なのか。次の2つの要素が問題であると考えます。

 

1.感想文(作文)の指導がされていない。

2.そのため「主観を鍛える」訓練がされていない。

 

原稿用紙の書き方など、作成の基本は学校でも教わると思います。

しかし、どう作文を書いたらいいかという「書き方」については、指導がされていない事が多いのではないでしょうか。

※読書感想文については、このブログで詳しく掲載しておりますので、参考にされてみて下さい。

【小学生の保護者は必須】学校で教えてくれない読書感想文の書き方①

読書感想文の書き方②

そうなると一体何が起きるか。

 

自分の感じた事だけを、ひたすら原稿用紙の指定文字を埋めるために書くことになります。

 

他の人との感じ方や考え方の違いや、一般的な事柄と自分自身が感じた事との違いなどの「客観的な見方」が入らず、自分自身の考え方や感じ方という「主観的な見方」が中心の文章になります。

 

もちろん感想文なので、それで十分だと思います。子どもたちの自由な発想を大切にし、自由に感じた事を、自由に表現する。

 

問題は国語の授業で、この「主観的な見方」を鍛える時間が多いという事です。

 

テストや入試の読解問題で、問われることはなんでしょう。

 

「作者は何と言っていますか」

「主人公の気持ちを答えなさい」

という「客観的な見方」が問われるのです。

 

6年間、主観的な見方を中心に鍛えてきた子どもが、客観的な見方を訓練しないで、中学に入れば、国語が苦手になるのは、必然です。

 

客観的な見方の訓練方法も「ふくしま式「本当の国語力」」に、具体的に書かれてます。

 

 

国語が得意になる学習方法

 

では、どうしたら中学生以降求められる「客観的な見方」を身に付けるにはどうしたらいいのか

 

客観的な見方を訓練する

日常の会話で「客観的な見方」を鍛える

学校であった事やクラブ活動であった事を、子どもに説明してもらう事で、客観的な見方は鍛えられます。

 

説明するには、必然的に客観性が求められます。

 

人に分かりやすく説明には、

が、大切になります。

最初は、「僕が〇〇して、僕が△△して、こうだったんだよ」と、

自分中心の説明になると思います。

 

そこで親は「いつ」「どこで」「だれと」「何を」「なぜ」「どのように」という

5W1Hを意識した質問を意識してあげる必要があります。

 

特別な時間を取る必要はありません。夕食時や寝る前に、「今日どうだった?」と聞いてあげれば、子どもは話してくれます。

 

日々の訓練を繰り返すことで、子どもに少しずつ「客観的な見方」が備わってきます。

 

「客観的な見方」を鍛える教材を活用する

お薦めは、

ふくしま式 難関校に合格する子の「国語読解力」

 
です。※難関校と書いてますが、大変解きやすく、解き方のポイントが学べる問題集です。

 

論理力を鍛えるテキストで、この論理力は「客観的な見方」のベースとなる力です。

論理的に物事を理解できる力が高まれば、必然的に「客観的な見方」は出来るようになってきます。

 

ぜひ今回の記事を参考にされ、早いうちからお子様の「客観的な見方」を鍛えてあげてください。

 

上記の問題集と併せて、保護者に向けた「ふくしま式「本当の国語力」」を読まれると、さらに理解が深まりますよ。

 

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