こんな悩みを持っている方はいませんか。
塾の先生からは「真面目で、授業をしっかり聞いていますので、必ず結果につながりますよ」と言われて2年経ちます。テストの点数は横ばいで、教科によっては下がっています。
全国展開の塾のFC本部時代や大学受験予備校の面談で、このような相談を多く受けてきました。そのため「成績が上がらない」問題の解決策には自信があります。
最後まで読んで頂き、ご質問があればぜひご連絡ください。
真面目に勉強しているのになぜ成績が上がらないのか
真面目にコツコツ勉強しているのに、どうして成績に反映されないのか、その理由は大きく分けて2つ考えられます。
1つは、効果と効率を考えた勉強をしていないこと
もう2つは、暗記分野の学習を画一的に勉強していること
真面目な子ほど、その傾向が強いです。
本人は、一生懸命勉強しているので、周りがアドバイスをしにくいという特徴があります。
やってもやっても成績に繋がらなければ、勉強をするのが嫌になってしまうかもしれません。
また、思いつめてしまう危険もあります。
真面目に勉強しているのに、成績が上がらないのであれば、必ず勉強の方法に問題が隠れています。
この後、勉強が成績に繋がらない2つの理由について、詳しく解説していきます。
もし、ご紹介する2つの理由が、お子さんに当てはまるかもしれないと感じたら、是非一度ご相談ください。 |
【1】効果と効率を考えた勉強をしていない
真面目に勉強してるのに成績が上がらない子は、効果と効率を考えて勉強をしていない可能性があります。
例えば「試験前にワークを3回解く」という目標を立てたとしましょう。
真面目な子は、ひたすら解き続けます。
しかし、闇雲に3回繰り返すのは、あまり効果があると言えません。時間だけが過ぎ去っていき、「自分の課題」がはっきりしないからです。
テスト勉強の目的は「苦手な分野を探し、その分野を徹底的につぶす」ことです。
ワークの中には初見で解ける問題もあるでしょう。また2回目にはすぐに答えが浮かぶ問題もあるでしょう。
初見で解ける問題・2回目には答えが浮かぶ問題は、「テストでもスラスラ解ける」問題です。もう十分に得意分野になっています。
やるべき課題は「初見で解けない」「2回目も解けない」という「自分にとって苦手な問題」です。苦手な問題をひたすら繰り返すことが効果のある勉強です。
テストで点数を取れる子は、必ずこの得意な問題と苦手な問題を「分けること」を行っています。そして、自分が苦手な問題だけを繰り返すという「効率の良い勉強法」で学習しているのです。
もしこの2人が、同じ時期に試験勉強を始めたら、どちらがより苦手な分野を潰せるのかは、はっきりしているでしょう。
本ブログでは「効率が良く、効果的な定期テスト勉強法」として「分ける」勉強法をご紹介しています。こちらの記事も参考にしてください。
【2】暗記分野の学習を画一的に勉強している
真面目に勉強してるのに成績が上がらない子は、暗記分野の学習を画一的に勉強している可能性が高いです。
・漢字や単語をひたすらノートに書く
・歴史の年号や人物を音読して覚える
・公式を丸暗記する
など、真面目な子は同じ方法で暗記を行います。
繰り返し書いて読んで丸暗記すれば、覚えられる場合もあります。しかしそれでは「記憶」に残らないことが多い。
暗記分野の勉強は「五感と身体のフル活用」がポイントです。
点数の良い子の漢字や単語の学習方法をご紹介しましょう。
①教科書の音読をする
まずは教科書を、声を出して読むことが大切です。
②読めない漢字・単語のピックアップ
教科書を音読した時に、読めない漢字や単語をピックアップし、何度も書いたり、音読したり、トイレに貼ったりして覚えます。
③反復しながら覚える
不安な漢字や単語は、歩きながら、声に出して、何度も「反復」しながら覚えます。
参考:地理や歴史、化学や地学の暗記方法は、今回は記載しないので、詳しく知りたい方は、ご連絡ください。 |
成績を上げるためのコツ
ここで少し視点を変えて、成績を上げるためのコツを2つご紹介しましょう。
学校の成績はテストで良い点を取ることばかりではありません。
授業の受け方や提出物にもコツがあります。
学校の授業の受け方のコツ
真面目な子はシャイな子が多く、手を上げたり質問したりするのが、苦手な子が多いです。
しかし、まずは勇気を持って、手を上げる・質問することをお勧めします。
「主体的」「積極性」という要素はかなり成績には重要です。はじめは「好きな先生」の授業から、積極的に手を上げたり、質問したりしていきましょう。
提出物のコツ
教師によってクセがあるのが、「提出物」です。
何回か提出する中で、その先生が注視するポイントが見えてくると思います。また、友達と情報交換して、ポイントを見極めることも大切です。
どうしても、授業中に手を上げたり質問したりするのが恥ずかしい子にとって、提出物は大きなチャンスになることがあります。
提出物の最後に
などの一筆を加えておくと、ほとんどの先生は「○○さん、あとで職員室に来れる?質問に答えるね」といった対応をしてくれるはずです。
効果的で効率の良い勉強方法をマスターしよう
この記事では、真面目に勉強しているのに成績が上がらない理由を2つ説明しました。
また、成績を上げるためにできるちょっとしたコツをご紹介しています。
真面目な子は、効果的で効率の良い勉強方法をマスターすることが最重要課題です。
できることから少しずつ、はじめてみてはいかがでしょうか。
私は、数多くの【真面目に勉強しているけど、成績が上がらない】生徒を救ってきたという自負があります。
面談で個別にヒヤリングし、その子の特性を把握し、教科ごとの学習方法を提案してきました。
それを実践してくれた生徒は、確実に成績が伸びました。
実は、真面目に勉強している子は「勉強力」が備わっている子が多いです。努力の方向を導き続けてあげることで、成績が向上していきます。
しかし、この「効果的で効率の良い勉強方法」を1人で行うことは、とても難しいことも経験から学んでいます。正しい方向に導き続ける伴走者が必要です。
また、何度も同じ問題を解き続けるには、モチベーションをキープする必要もあります。そのモチベーションを上げてくれるサポーターも必要になります。
ここまで読んで頂きありがとうございます。 記事でお伝えした内容にご質問や詳しく聞きたいことがありましたら、是非ご連絡ください。 |