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勉強ができる人に共通すること

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長く教育界に携わっているので、「勉強ができる子」に多く会ってきました。

その子達を分類すると「天才型」と「秀才型」に分かれます。「天才型」と「秀才型」の特徴は次の通りです。

 

天才型:理系科目・文型科目ともにできる。質問もピンポイントで的確であり、少しの説明ですぐに理解する。

秀才型:得意教科と苦手教科がはっきりしていて、苦手教科に時間をかけて少しずつ理解していく。

    何度も繰り返すことで、苦手教科の点数を上げていく。

 

私の経験上は、90%以上の「勉強ができる子」は、秀才型であり、とても努力をしていました。

今回はその中でも、大変印象に残っている東大に現役で合格した子から、教えてもらった事をお伝えします。

 

「僕は決して頭が良いと思わない」

 

合格後に、その子と話している中で、彼が言った言葉です。

「いやいや、東大に現役合格したのだから、頭良いでしょ!!」と思わず、突っ込んでしまいました。

 

すると彼は真剣な顔で、話を続けました。

 

「僕なんかより、頭の良い人は学校に沢山いました。数学ではいくつかの別解を提示して、先生を困らせていた人。

英語ではネイティブな発音で音読し、高1で英検1級を持っていた人。他にも沢山頭がいい人がいて、

僕は彼らの事を「天才」と思ってました」

「ところが、そんな彼らが東大に落ちたんです。今年東大に受かったのは、僕の様な凡人タイプが多く、

みな自分が頭良いとは思っていない人ばかりでした」

 

そこで私は彼に、質問をしました。

「じゃあ、どうして君は東大に合格できたのだと思う?」

 

「僕は頭が良いと思いませんが…、」と繰り返した後に、

 

「10回ぐらい同じ事を繰り返せば理解できる自信はあります!」

「僕よりも頭が良い人は、僕なんかより理解が速いんです。でも彼らは、繰り返さないのです。

1回できたら、安心してしまう。僕はバスケ部に入っているのですが、練習でシュートが1回入ったぐらいでは、安心できません。

同じ位置から10回連続で入らないと、安心できない。目をつぶっていても入るぐらいの感覚になって、初めて安心します。

それでも試合では外しますけどね(笑)」

 

「今回東大に受けった同級生は、そういうタイプが多かったです。参考書や問題集がボロボロなんです。

さらに苦手な問題を、ノートにまとめて何回も繰り返していました。もちろん僕も」

この話を聞いて、これは勉強のみならず、全ての事に当てはまるのではないかと思いました。

 

「勉強ができない子」は、苦手な事を簡単にあきらめてしまいます。

「スポーツの苦手な子」も、苦手な事を簡単にあきらめてしまいます。

 

プロ野球選手のイチロー選手は、「いままでに、これだけはやったな、と言える練習はある?」と聞かれ、次の様に答えています。

 

僕は高校生活の3年間、1日にたった10分ですが、寝る前に必ず素振りをしました。

  その10分の素振りを1年365日、3年間続けました。これが誰よりもやった練習です

 

凡事徹底

 

誰でも出来る事を、ただひたすらに、実直に繰り返す。

この凡事徹底が、学力向上の一番の近道かもしれません。

 

しかしひたすら繰り返すことは、とてもしんどいです。

だんだん、モチベーションが下がっていきます。

 

多くの人がモチベーションが下がり、

 

「今日ぐらいはやらなくてもいいかな・・・」

 

と思ってしまいます。凡事徹底はとても難しいです。

 

そんな時には「脳を上手にだます」ことをおススメします!!

 

「脳を上手にだます」方法は、このブログに書いております。

ぜひ読んで頂き、上手に脳をだましてモチベーションを上げて下さい。

やる気を出す方法

 

 

以下のブログは、秀才型の方におすすめの勉強法です。

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【現代文】4ヶ月で偏差値を24.7から64へ上げる方法

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