数学が1番、点数が上げやすい教科と言っても過言ではありません。
(出典:新学社HP)
※2022年からは、解答は全てマークシート式に変わっております。大学受験をふまえると、この傾向は今後も継続すると予想できます。解答形式は変わっても、出題傾向や形式には大きな変化はないと予想できます。
なぜ、点数が上げやすいかと言うと、上記の傾向からも分かるように、
中学3年間の内容が、まんべんなく出題されるからです。
すなわち、苦手な分野を重点的に学習することで、全体の点数が上がりやすいと言えます。
数学は分野によって、得意・不得意が分かれる受験生が多いです。
自分自身の苦手な分野を分析して、その分野から学習を始める事です。
数学の分野を大きく分けると、以下の5つになります。
【計算】
【方程式】
【関数】
【図形】
【資料・確率】
この分野の中で、一番苦手な分野から取り組み始める事をおすすめします。
このブログでは、各分野ごとに最良の問題集を紹介しております。
本屋に数ある問題集の中から、かなり厳選して、絞り込んでいます。
この問題集をしっかりと演習すれば、間違いなく苦手分野は得意分野に変化します。
しかし、いくら最良な問題集を手にしても、やり方を間違えると、力は全くつきません。
まず、正しい数学の学習方法を身に付けて、それから苦手分野の学習に取り組んでください。
数学の正しい学習方法は、大変シンプルです。
正しい数学の学習方法
①間違えた問題を、必ずノート(または、京大式カード)にまとめる
せっかく、間違えたのです。
せっかく、自分の苦手な問題が分かったのです。
その問題ができるようになれば、あなたの学力は確実に向上します。
しかし、多くの受験生が軽視するのです。間違えたことを。
「喉元過ぎれば熱さを忘れる」という感じで、間違えた問題を放置するのです。
実にもったいないことです。
それでは、まとめ方をお伝えします。
まとめ方
②まとめた問題を何度も、何度も繰り返す
その問題を見て、瞬時に解法が思い浮かぶまで、何度も何度も繰り返してください。
それでは、
各分野ごとの勉強方法をお伝えしていきます。
計算
神奈川県の高校入試では、大問1に必ず計算問題が出題されます。
(2022年実施 神奈川県高校入試問1より抜粋)
この5問を完答できれば、15点も得点できます。
すなわち、計算力を高めれば、計算分野を得点源にすることができます。
そして計算力は、練習を積めば、必ず高めることができます。
計算力を高める方法
① 毎日10分、必ず計算問題に取り組む
計算力はスポーツと同じです。毎日の繰り返しの訓練が、力を向上させます。
1日休むと、力は一気に落ちます。毎日、取り組むことが大切です。
それでは、おススメの問題集を紹介します。
全問題に”ヒント”がついていて、大変分かりやすく、取り組みやすい問題集です。
② 【19×19】までの掛け算を暗記する
これは、東大生や早稲田、慶応生の多くに共通していた、計算力を高めた方法です。
例えば『361』。
これを見て、【19×19=361】が思い出せれば、
2乗の計算や平方根の計算問題では、瞬殺です。
③ すれ違う【車のナンバー】で、足し算・引き算・掛け算・割り算を使って10にするゲームを行う
上記のナンバーであれば、「1」「2」「3」「4」の数字を、足し算・引き算・掛け算・割り算を使って、10を作ります。
例:(3×4)-(2×1)=12-2=10
学校の登下校や、休日の買い物の時など、すき間時間を使って、計算の訓練ができます。
④ 上記の訓練の中で、計算ミスのクセを発見する
人には必ず、計算ミスしやすい問題があります。
そして、計算ミスにはクセがあります。
そのクセを発見しておくと、問題に取り組む時に意識ができます。
計算力の最終確認は、入試の過去問で。
方程式
方程式が苦手な人は、次の順番で学習を進める事をおすすめします。
方程式(中1)⇒連立方程式(中2)⇒3元・4元方程式(中2)⇒二次方程式(中3)
方程式は、積み重ねの課題です。苦手な場合は中1の方程式まで戻ることが大切です。
それでは、おすすめの問題集を紹介します。
方程式のイロハを学ぶには、とても分かりやすい問題集です。
この問題集で、方程式の基礎基本を学ぶことで、今後の理解が速くなります。
この2冊が方程式のさらなる理解と、連立方程式⇒三元・四元方程式⇒二次方程式へのステップを無理なく導いてくれます。
方程式を得意にする方法
関数
関数は、方程式同様に、学習の順番が大切です。
苦手な人は、次の順番で学習を進める事をおすすめします。
比例・反比例(中1)⇒一次関数(中2)⇒二次関数(中3)
関数は積み重ねの課題です。苦手な場合は中1の【比例・反比例】まで戻ることが大切です。
それでは、おすすめの問題集を紹介します。
stage1で、基本項目と基礎的な問題を演習することで、関数への抵抗を弱めていき、
stage2で、標準的な問題解くことで、少しずつ関数を得意分野に導いてくれる問題集です。
関数を得意にする方法
(富山県 2002年)
高校入試の場合、関数はこの様に、「一次関数と二次関数、そして図形との融合」で出題されるケースが多いです。
この問題は、いくつかのパターンがあるので、そのパターンの解き方を理解することで、入試で得点することができます。
そこで、おすすめの問題集を紹介します。
この問題集には、ほぼ全てのパターンが掲載されております。
すなわち、この問題集を仕上げれば、入試で関数を得点源にすることができます。
関数の最終確認は、入試の過去問で。
図形
5つの分野の中で、【図形】は演習から入るべき分野です。
合同や相似の条件を覚えても、使えなくては入試で役に立ちません。
逆に問題を解きながら、公式を覚えていく方が、公式の意味が理解できると思います。
早速、おすすめの問題集を紹介します。
図形はこの一冊で、十分です!!
何度も何度も、間違えた問題を繰り返してください。
図形の最終確認は、入試の過去問で。
資料・確率
5つの分野の中で、一番出題パターンが少ないのが資料と確率の問題です。
苦手な人は、このパターンごとの解法を理解してしまえば、入試で得点源にすることができます。
こちらの問題集は、基礎基本から入試レベルまでおさえています。
説明や解説も大変分かりやすく、出題パターンをしっかりとおさえることができます。
資料・確立の最終確認は、入試の過去問で。
まとめ
数学で大切なことは、正しい勉強方法で学習を進める事です。
どの分野にも、共通の勉強方法です。
まずは、ノートか京大式カードを購入して、受験勉強の準備を開始されてください。
他の教科は、以下のブログで。