大切なことなので、何度でも繰り返しお伝えします。
英文法の基本にあるのが「品詞」と「5文型(SVOC)」です。
この記事では、英語をマスターするために大切な【英文法】について、抑えるポイントをご紹介します。
中学生の英検対策にも必須の「品詞」や、英文法の基本「5文型(SVOC)」の中でも特に重要な「S+V」についても詳しく解説していきます。是非最後まで読んで英文法の大切さを実感してください。
英文の最重要事項は「主語(S)+述語(V)」
SVOCは文の要素とも呼ばれ、それぞれの要素の並び方で文型が決まります。
Sは主語、Vは動詞、Oは目的語、Cは補語です。
このSVOCの配列により、英文は、次のように基本の5つの型に分類されます。
第1文型:SV
第2文型:SVC
第3文型:SVO
第4文型:SVOO
第5文型:SVOC
5つの文型を見てわかるように、英語の文は、常に「誰が(何が)〜する」という形で書かれています。
つまり、「主語(S)+述語(V)」という形で書かれています。
「誰が」「何が」 | (S:主語) |
「~する」 | (V:述語) |
もちろん例外もありますが、基本は「主語(S)+述語(V)」です。
そしてこれが分かれば、文は概ね理解できます。
「彼女は、持ってる」・・・彼女は「何かを」持っているんだな〜とわかります。
「お父さんは、向かっている」・・・お父さんは「どこかに」向かっているんだな~と理解できます
これが分からなければ、英語はチンプンカンプンです。
まずは英語の品詞を覚えよう
英文法を学ぶ上でもう一つ大切なことがあります。
それは「品詞」です。英語の単語を種類分けしたものが「品詞」です。
特に中学生の英語では、まず品詞を覚えることから始めると良いでしょう。
なぜなら、英語は単語の並び方に法則があるので、品詞を覚えるだけでも、様々な文が作れるようになるからです。
品詞は20種類ほどあります。
例えば、「名詞」「動詞」「助動詞」「形容詞」「副詞」「接続詞」「前置詞」「冠詞」「間投詞」があります。
まず大切なのは4つ。
「名詞」「動詞」「形容詞」「副詞」です。
そして、さらに絞るなら「名詞」と「動詞」が最も重要になります。
なぜなら「名詞」は「主語(S)」になるからです。
なぜなら「動詞」は「述語(V)」になるからです。
ここで、感の良い方なら気が付くと思いますが、英文における最重要事項である「S + V」は、「名詞」と「動詞」を覚えることで、ほぼ網羅されます。
もちろん「不定詞」や「動名詞」「関係代名詞」など、中2以降で学ぶ文法事項では、例外的に見えるものもありますが、やはり重要なのは「名詞」と「動詞」と言えるでしょう。
名詞とは
Andy・Miki・Nancy・Kenなど、人の名前は名詞になります。
物の名前(pen・bookなど)や、場所の名前(school・parkなど)も名詞です。
つまり、名詞は人の名前・物の名前・場所の名前を指す単語です。
また、「私」「あなた」「彼女」「彼」「これ」といった何かを指す語も名詞の仲間で代名詞と呼ばれます。
日本語の会話の中でも何度も出てくるものを「あれ」「それ」と言いますよね。
英語も同じです。
代名詞は名詞の代わりになる単語、人称代名詞の表は早めに確実に覚えておきたいものです。
数 |
人称 |
人称代名詞 |
所有代名詞 |
||
主格 |
所有格 |
目的格 |
|||
単数 |
1人称 |
I |
my |
me |
mine |
2人称 |
you |
your |
you |
yours |
|
3人称 |
he |
his |
him |
his |
|
she |
her |
her |
hers |
||
it |
its |
it |
— |
||
複数 |
1人称 |
we |
our |
us |
ours |
2人称 |
you |
your |
you |
yours |
|
3人称 |
they |
their |
them |
theirs |
動詞とは
動詞は動きを表す詞(ことば)です。
いろいろな種類に分類できますが、中学生がはじめに覚える分類は「be動詞」と「一般動詞」でしょう。
英語の動詞の分類
be動詞 |
am・are・is・was・were・been・beなど |
一般動詞 |
「be動詞」以外の全ての動詞 |
be動詞
be動詞にはイコールの意味があります。
「She is Nancy.」は「彼女はナンシー」ですと訳せますね。
つまり「She = Nancy」という意味になります。
be動詞は、主語が変わると変化します。
また、時制(現在・過去・未来)によっても形が変わります。
主語 |
現在形 |
過去形 |
過去分詞形 |
原形 |
||
1人称 |
単数 |
I |
am |
was |
been |
be |
複数 |
We |
are |
were |
|||
2人称 |
単数 |
You |
are |
were |
||
複数 |
||||||
3人称 |
単数 |
He、She |
is |
was |
||
複数 |
They |
are |
were |
一般動詞
一般動詞とは、be動詞以外の全ての動詞です。
have、get、takeをはじめ様々な動詞があります。
一般動詞をしっかりと理解することで、効率良く勉強が進められます。
言い換えると、一般動詞の理解が英語学習の成果を左右するともいえるでしょう。
be動詞と同様に、一般動詞も主語や時制で形が変化します。
主語によって変わるのは、3人称単数(He、She、Itなど)の時のみです。
動詞が現在形の時に、最後に「-s」がつくことから「三単現のs」と呼ばれます。
3人称・単数・現在形の「s」という意味です。
ここで中学生を悩ませるのが、全て「s」をつけるだけで良いわけではないということです。
例えば、
①「es」をつける動詞:do、go、teachなど
②「y」を「i」に変えて「es」をつける動詞:study、cryなど
③特別な形に変化する動詞:haveなど
があります。
ルールを覚えるよりも、ひとつひとつ丁寧に覚えることをお勧めしています。
また、時制によって形が変わります。
通常動詞に「d」を付けることで、過去形・過去分詞形に変化します。
こちらも
①「y」を「i」に変えて「ed」を付ける:study、tryなど
②最後の1文字を重ねて「de」を付ける:stop、planなど
③特殊な形にする:take、getなど
と様々な形で変化をするので注意が必要です。
英語を理解するには英文法の理解が必須
英語を覚え理解するには、英文法を理解することが欠かせません。
英文法を理解するには、「品詞」と「S+V」をしっかりと抑えることが大切です。
英文法の理解は、中学生の英検対策にも繋がります。
英語の基本である「品詞」と「S+V」を理解し、今後の英語学習に役立ててください。